英国・スコットランド南西部の都市グラスゴーで行われた「2023 UCI CYCLING WORLD CHAMPIONSHIPS（国際自転車競技連合 自転車競技世界選手権）」のBMXレーシングで、本庄市立本庄西中学校（本庄市千代田4）1年の澤田茉奈（まな）さんが「GIRLS 13」カテゴリーで優勝した。

BMXレーシング「GIRLS 13」クラスで優勝した澤田茉奈選手のレース風景

　8月6日～9日まで開催された「World Challenge Day」で、2010（平成22）年生まれの澤田さんのカテゴリーは「GIRLS 13」。澤田さんは昨年に続き、年代別の世界チャンピオンに輝いた。

　澤田さんがBMXを始めたきっかけは、9年ほど前に家族で訪れた「国営ひたち海浜公園」（茨城県ひたちなか市）で偶然、BMXコースに出合ったことだったという。BMXは「バイシクルモトクロス」の略で、20インチ径ホイールの自転車による競技。澤田さんはBMXの世界選手権大会では2018（平成30）年6月に初優勝している。

　澤田さんの母は「応援ありがとうございました。12日に帰国し、今週末は上越でレースがあるので、また次に向けて頑張ってまいります」と話す。

　澤田さんの住む本庄市は、18世紀初めの江戸時代に組頭・庄田門弥（しょうだもんや）が足踏み式自走四輪車「陸船車」を作り、将軍徳川吉宗に献上したと言われており、市民グループ「本庄まちNET」のからくり門弥プロジェクトリーダーの新井正人さんにより復元されている。