本庄の三交通りで8月6日、「星降る夜に祈りをささぐ」をテーマに「本庄七夕まつり」が開催された。
同市銀座2丁目と3丁目の境界に沿って1丁目に至る「三交(さんこう)通り」は元々、「本町」「七軒町」「中町」の3町が交差する地点から名付けられたという。
30年ほど前まで本庄の「夏の風物詩」として毎年8月に開催されていた同祭り。復活の機運が高まり「ほんじょうマルシェ七夕~祈り~星に願いを」として開催準備に取り組んでいた2021年は、新型コロナウイルス感染拡大による3回目の「緊急事態宣言」が8月2日~9月30日発出されたため、規模を縮小せざるを得なかった。昨年8月7日、「本庄七夕まつり」として「三交通り」を歩行者天国にして開催。今年は、さらに規模を大きくしたという。
巨人戦のチケットや野球ボール、おもちゃなどが入った「氷柱」10基と、金鑽(かなさな)神社から切り出した15メートルにも及ぶ御神竹、保育園児・幼稚園児が願いを書いた短冊を飾る「短冊トンネル」、竹明かりが登場した。かき氷や焼き鳥の屋台、アクセサリーのワークショップなど25店も出店。「彩香流 本庄玉すだれ会」も演舞を披露した。氷彫刻の実演では氷で金魚が彫り出され、大きな拍手が寄せられた。
同市在住の知人と訪れた熊谷市在住の吉田恵理子さんは「幻想的な空間で、懐かしい雰囲気を感じた。小学生の頃を思い出した」と話していた。