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本庄南小で3年ぶりの芸術鑑賞会 「本庄の偉人から生き方を学ぶ」をテーマに

紙芝居を披露する6人の本庄南小読み聞かせボランティアのメンバー

紙芝居を披露する6人の本庄南小読み聞かせボランティアのメンバー

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 本庄南小学校(本庄市栄3)で12月16日、3年ぶりに「芸術鑑賞会」が開かれた。テーマは「本庄の偉人から生き方を学ぶ」。

「本庄まちNET」で「からくり門弥プロジェクトリーダー」を務める新井正人さん

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 コロナ禍であることを考慮して、第1部では小1~3の低学年、第2部では小4~6の高学年と2回に分けて行った。

 冒頭、岡村和美校長は「庄田門弥さんは本庄市出身で、(盲目の国学者)塙保己一(はなわほきいち)先生に次ぐ立派な人」と紹介。「庄田門弥の陸船車は今から約290年前にできた。21世紀の皆さんが先月(復元された)『陸船車』に乗れたのは、新井正人(まさと)さんのおかげ」とも。

 市民グループ「本庄まちNET」で「からくり門弥プロジェクトリーダー」を務める新井さんは、岡村校長が33年前、中学校で美術の教員をしていた時の教え子。岡村校長は以前、20年にわたり中学校で美術の教員をしており、延べ1万人の生徒に美術を教えた。岡村校長は「今日の鑑賞会から新井さんの生き方を学んでほしい」と児童に期待を寄せた。

 まず、同小の6人の読み聞かせボランティアメンバーが、「陸船車」を発明した同市の偉人「庄田門弥」をテーマにした紙芝居「庄田門弥ものがたり」を披露。紙芝居が終わった後、陸船車を復元した新井正人さんが、復元時のエピソードなどについて話した。新井さんは2021年7月8日、東京2020オリンピックの聖火ランナーとして同市から深谷市まで自転車で聖火を運んだ。

 新井さんは約10年前、実物の半分の大きさの「陸船車」を段ボールで作ったところ、新聞で取り上げられた。その後、実物と同サイズの大きさのものを木で作ったらテレビ取材を受けた。時速14キロ出ていなかったので、「スピードを出すにはどうすればいいか」を考え、新たに10分の1サイズを工作用紙で、続いて2分の1サイズを木で作った。2019(平成31)年2月、聖火を運ぶことになる実物サイズの木製「陸船車」を復元したという。

 新井さんは「褒められることが大事。ぜひ、たくさん褒められてほしい」と児童らに呼びかけた。「褒められるために、自分自身をアピールしてほしい」とも。

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