本庄出身の女優・黛英里佳(まゆずみ・えりか)さんが11月30日、本庄警察署の一日警察署長を務めた。
埼玉ひびきの農協本店(本庄市早稲田の杜1)の駐車場で行われた「冬の交通事故防止運動及び犯罪防止活動出発式」で、黛さんは高橋武署長から委嘱状を受け取った。黛さんは「本庄市広報観光大使」で、本庄市が舞台となった映画「JAZZ爺MEN」(2011年)にも出演している。
式典で黛さんは「もうすぐ1歳になる息子の母親でもあるので、子どもの事件や事故のニュースが気にかかる。これからの季節は子どもたちにとって楽しいイベントがたくさんある。子どもたちの楽しい思い出が楽しい記憶のままでいられるように、子どもたちの安全のために、そして全ての市民の安心・安全のために頑張っていただきたい」と話した。
黛さんを先頭に、高橋署長、吉田信解本庄市長、山下博一上里町長らと行った巡閲の後、隊員らは車両点検を行い、管内のパトロールに出発した。
式典終了後、黛さんはスーパーマーケット「ベイシア本庄早稲田ゲート店」(早稲田の杜2)の店頭で「これから年末年始を迎える皆さんの安心・安全を守る一助になれれば」と話し、防犯グッズなどを買い物客らに配り、交通事故防止と防犯を呼びかけた。
市内から買い物に訪れた女性は「車の運転ではこれからも特に高齢者と子どもたちに注意していきたい。子どもたちの自転車には交通事故にあわないように反射材を付けている」と話していた。熊谷市から訪れた女性は「特殊詐欺に遭わないように、在宅時でも留守番電話に設定して対策している」と話す。
埼玉県は12月1日~14日の14日間、「冬の交通事故防止運動」を実施している。