上里町は6月18日、関越自動車道上里サービスエリア(下り線)とJA埼玉ひびきのアグリパーク上里(勅使河原)の2会場で被災農産物「上里産タマネギ」を無料配布する。
上里町などでは6月2日、降ひょうが発生。同町では24の公共施設でガラス破損等があり、農業施設ハウスの破損、麦、ナシ、トウモロコシにも被害があったという。翌日には大野元裕埼玉県知事が視察に訪れた。
甚大な被害を受けた広域本庄圏(本庄市・上里町・美里町・神川町)では、被災農業者支援事業として「ふるさと納税」を活用したクラウドファンディングを始めており、6月6日に受け付けを始めた本庄市は127万7,000円、美里町は64万8,100円、神川町は36万5,000円、上里町は16万6,000円が集まっている(6月16日時点)。
14日には埼玉県が、被害のあった22市町のうち上里町、本庄市、美里町、神川町を含む18市町を「特別災害」に指定した。
同町では支援の輪をさらに広げることを目的に町内観光施設で被災農業者支援PRイベント「がんばるべ、かみさと!」を開催。当日は、上里産タマネギを無料配布するほか、被災農業者支援事業のPRや観光パンフレットの配架も行う予定。
開催時間は9時~13時。タマネギ無料配布は無くなり次第終了。