山下博一上里町長と同町在住の高校生が5月26日、上里のJR高崎線・神保原駅を視察した。
高校1年のとき、山下町長にメッセージを送ったことがきっかけで、SNSを通じてやり取りが始まったという現在高校3年の鈴木遥大(はると)さん。鈴木さんは毎日、同駅を利用して通学している。
鈴木さんは今月18日、山下町長や「まちづくり推進課」吉田広毅課長に、橋上化工事が検討されている同駅に関連する提案を、タブレットを用いて行った。鈴木さんは、上越線後閑(ごかん)駅(無人駅=群馬県みなかみ町)にオープンする学習室のプレスリリースを見せながら、自身が構想する同駅のイメージを伝えた。
26日、登校前の鈴木さんと7時30分に神保原駅で待ち合わせた山下町長は「一緒に現地を見ることで、実際のイメージが共有できるし、新たな課題も見つかる。お互い登校と登庁の前という短い時間だが共通認識ができた」と話す。「駅前ロータリーの『魅力ある拠点作り』の看板と駅南口から見える『未来に向かって』の垂れ幕が輝いて見えた」とも。
同駅は1897 (明治30 )年開業で、同町内にある唯一の駅。駅名は1954(昭和29)年5月まで存在していた「神保原村」(以後、4村が合併して『上里村』誕生)に由来する。
昨年11月18日には、地域活性化やコンパクトで持続可能なまちづくりを推進するため、「神保原駅北まちづくり協議会」が発足している。