イオンタウン上里(上里町金久保、TEL 0495-35-0600)の駐車場に現在、出張カキ小屋「牡蠣(かき)奉行」が期間限定でオープンしている。
日本でも有数のカキの産地として知られる宮城県では2011(平成23)年、東日本大震災でカキの養殖施設が壊滅的な打撃を受けた。「震災後、徐々に復興しカキの生産は再開できたが、風評被害は深刻だった」という。「石巻産のカキを全国の人たちに食べてほしいという思いからスタートした『牡蠣奉行』は、東北の継続的は支援を目指している」とも。同イベントの運営は地域活性・復興プロジェクト「カキ小屋実行委員会」(東京都目黒区)。
特設会場内では、産地直送の殻付きのかきや海鮮物等から好きなものを選ぶ。カキ1盛り(約1キロ)600円。カキフライ、カキご飯、カキ汁なども用意。これまではアルコールも注文できたが21日よりソフトドリンクとノンアルコールのみ可となった。カキの焼き方について説明を受けた後、バーベキューコンロで自分で焼きながら食べる。後片付けもセルフサービス。
店舗責任者の関沙耶菜さんは「酒類は提供ができなくなり、営業時間も時短になるためラストオーダーは19時30分になるが、万全の感染対策でお客さまをお迎えしたい」と意気込む。2020年度は全国36会場で開催、2021年度も既に30会場で開催している「出張カキ小屋」。「東北のカキをおいしく食べて頂く、という活動を通じて漁港が活性化し東北の支援につながれば」と話す。
営業時間は11時~20時。営業期間は1月30日まで。雨天決行だが、荒天時は営業中止の場合がある。