埼玉・美里にハム・ソーセージのテークアウト専門店「ミート工房かわば本庄店」(美里町根木向居)がオープンして1カ月が過ぎた。
店舗責任者の金田謙一さんは30年間IT業界で勤めていたが、8年前、仙台のパッケージ会社に転職。同店などを運営する「ミート工房かわば」(本社=群馬県川場村)に営業に行ったところ、平野真樹社長が機械の導入を決めたが「使い方が分からないので手伝ってほしい」と言われ、同社に転職した。
本店は、道の駅「田園プラザ川場」(群馬県川場村)で1997(平成9)年から営業している。ドイツで修業してドイツマイスター制度「ゲゼレ」(熟練工)の資格を1992(平成4)年7月に取得し、1997(平成9)年4月に帰国した平野さんは、田園プラザミート工房開業準備に取り掛かったという。
社長の父親である会長は東京都世田谷在住だったので、世田谷区と川場村は40年ほど前に「区民健康村相互協力に関する協定」(縁組協定)を結び交流があったため、川場村への出店を決めたという。
5年程前にキッチンカーを1台購入して、ザスパクサツ群馬の試合会場やその他イベント会場で販売していたが、昨年からコロナ禍でイベントでの出店が次々と中止になり、キッチンカーの出番がなくなった。平野社長が3年ほど前に流通の拠点にしようと購入していた場所(=現在の本庄事業所、美里町根木向居)にキッチンカーを置いて営業を始めたところ、開店当初は行列が長くできるほど予想以上に多くの客が来店したと振り返る。
「ライブの山賊焼」(540円)が人気の同店だが、川場という山奥で焼いているので「山賊焼」という名前にしたという。「ライブ」は店の軒先で焼いて売っていたからだという。「山賊カレー」(540円)、「山賊どんぶり」(650円)なども用意する。
営業時間は11時~19時。火曜・木曜定休。