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イオンタウン上里に「果実の王国」1号店 「ばなな王国」から業態転換

「果実の王国」で提供している「すんげぇ~バナナジュース」

「果実の王国」で提供している「すんげぇ~バナナジュース」

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 イオンタウン上里店(上里町金久保)内に4月29日、フルーツジュースなどのテークアウト専門店「果実の王国」(TEL 0495-71-5529)がオープンした。

「果実の王国」のフルーツサンド

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 経営するエーケーホールディングス会長の菊地明仁さんは、解体を手掛ける「エーケー総合解体」を経営する一方、飲食業にも進出。元々、本業の傍ら、深谷市内で郷土料理を提供する店を営んでいたが、10年ほど前の東日本大震災で被災して営業を続けることが困難になった。その時、菊地さんは「食で人々を元気にしたいという思いが強くなり、飲食店を本格的に経営したいと考えるようになった」と振り返る。

 居酒屋などの飲食店を経営してきた菊地さんは昨年、「コロナ禍はテークアウトの時代、そしてタピオカドリンクに代わるものはバナナジュースかも」と考え、バナナの卸を手掛ける親戚の協力を得てバナナジュース専門店を開くことを決め、ブランド名を「ばなな王国」とした。群馬県桐生市内に2020年5月28日、1号店をオープン。マスコミに取り上げられたこともあり、1年もたたないうちに直営3店舗に加え、フランチャイズで7店舗を展開するに至っている。

 同社が扱うバナナ「完熟王」の農園は、フィリピン・ミンダナオ島の標高700メートル前後の高地にある。「エクアドルのバナナも甘くて有名だが、フィリピン・ミンダナオ島も気温が高くバナナの栽培に適していて、高級なバナナができる」と菊地さん。

 4月29日にオープンした「果実の王国」は、イオンタウン上里店が1号店。バナナだけでなく数種類のフルーツジュースやフルーツサンドを扱う店に転換する意向を持つ菊地さんは「時代はどんどん流れているから、時代に合わせてスタイルを変えていかないといけない。今後はバナナだけでなく他の果実も扱おうと考えた」と話す。「ばなな王国ブランドで営業しているFC店は、いつでも新ブランドにスライドできるようにしたい」とも。

 同店では、オレンジ・アップル・グレープ・パイオン・マンゴーなどの果実が入ったジュースを提供。価格は、Mサイズ=500円、Lサイズ=650円。期間限定で、スイカ(600円)、イチゴ(700円)、メロン(800円)の「100%生しぼり果実のジュース」も用意する。バナナ・、キウイ・パインをミックスした「フルーツサンド」(500円)もある。同店スタッフ「すんげぇ~バナナジュース」「生いちごミルク」「フルーツサンドミックス」が「お薦め」だと言う。

 営業時間は10時~21時。

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