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本庄に「餃子の雪松」 無人販売で24時間営業

「餃子の雪松 本庄店」の外観

「餃子の雪松 本庄店」の外観

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 ケーズデンキ本庄店そばに1月16日、テークアウト専門のギョーザ店「餃子(ぎょうざ)の雪松 本庄店」(本庄市万年寺1、042-937-4602)がオープンした。

「餃子の雪松 本庄店」内の大型冷凍庫

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 群馬県利根郡水上村(現、みなかみ町)に1940(昭和15)年に開店した中華食堂「お食事処 雪松」でギョーザを提供していたが、3代目店主の継ぎ手がなく困っていたところ、おいの長谷川保さんは「雪松のギョーザを残したいと思い継承することを決めた」と振り返る。

 2016(平成28)年から2年間、長谷川さんと高野内(たかのうち)謙伍さんは、3代目店主の元に何度も通い、試行錯誤しながら同店のギョーザの完全再現を目指した。「雪松のギョーザ」の皮はモチモチとした食感で、野菜系の餡(あん)はジューシーなのが特徴。味のアクセントとなるのが、初代店主が生み出した調味料の配合だという。

 2019年9月、1号店となる「入間店」(入間市)をオープン。当初は有人でギョーザを販売していたが、12店舗目の「大泉学園店」(東京都練馬区)から無人に。「雪松のギョーザを気軽に多くの人に届けたい、食べた人に幸せな気持ちを味わってほしいとの思いから」と高野内さん。1月28日時点で全国に95店舗を展開。本庄店は89店舗目(埼玉県内では18店舗目)。同店は長谷川さんが社長を務める「YES」が運営し、高野内さんがマーケティング部長を務める。

 高野内さんらは「苦労したのは、3代目店主は完全に皮から手作りだったが、多くの人に届けるために、ある程度量産しなくてはならないので、自社工場で機械を使って、元々の味を出すことだった」と振り返る。「他のメニューも取り入れたらという声もあったが、かたくなにギョーザのみにこだわってきた」と高野内さんは話す。「本庄の皆さんに、80年継承された秘伝の味をぜひ一度、食べていただければ」とも。

 購入方法は、店内で動画と掲示板で説明。マスクをして入店後、手指のアルコール消毒を行い、購入したい数量(1パック36個入り)を店内の大型冷凍庫から取り出し、料金を「料金箱」に入れるシステム。釣り銭の用意は無い。

 価格はギョーザ36個入り1,000円。ギョーザのたれは200円。駐車場4台。24時間営業。

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