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「本庄早稲田の杜ミュージアム」開館 本庄市と早大が共同運営

「本庄早稲田の杜ミュージアム」オープニングセレモニーでのテープカット

「本庄早稲田の杜ミュージアム」オープニングセレモニーでのテープカット

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 本庄の「早稲田リサーチパーク・コミュニケーションセンター(早稲田大学93号館)」(本庄市西富田)1階に10月15日、「本庄早稲田の杜ミュージアム」(TEL 0495-71-6878)がオープンした。

オープニングセレモニー

 明治時代の建築物である旧本庄警察署を活用して1980(昭和55)年11月に開館した「本庄市立歴史民俗資料館」が約40年、地域の歴史を伝える施設としての役目を担ってきた。今年2月に同館が閉館することに伴い「本庄早稲田の杜ミュージアム」が5月15日にオープンを予定していたが、新型コロナ感染症拡大のため延期となっていた。

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 本庄市と早稲田大学が共同で運営する同館は5つのエリアから成る。図録やグッズなどを販売するショップを併設し、展示やイベント等の最新情報を案内する「インフォメーション&ショップ」エリアをはじめ、市内の古墳から出土した様々な埴輪を展示する「埴輪の世界」のエリア、「本庄の歩み」のエリア、早稲田大学が所蔵する文化財を中心に企画展示を行う「早稲田大学展示室」のエリア、図録は関連図書を備え、それぞれの関心に応じて歴史を調べることができる「交流のひろば」のエリアから成る。

 オープニングセレモニーには、本庄市の吉田信解市長、田中愛治早稲田大学総長らが出席したほか、大野元裕埼玉県知事、文部科学省の丸山洋司文部科学審議官、同市議会の広瀬伸一議長らも駆け付けた。

 吉田市長は「ミュージアムの展示室は本庄市展示室と早稲田大学展示室で構成。全く異なる文化を背景にした展示品を同じ施設に区切られた中で配置するという展示方式は双方の文化的資源の価値を改めて認識させるという効果があり、文化施設に関する新しい国際的な潮流とも聞いている」と話した。「ミュージアムのあるこの一帯は、大久保山、浅見山丘陵の恵まれた自然環境と多様な遺跡や文化財に囲まれ、市では『本庄早稲田文化の杜』と呼び、ミュージアムはその中核施設として、文化推進の拠点となるようにしていきたい」とも。

 田中総長は「早稲田大学には『坪内博士記念演劇博物館』『會津八一記念博物館』『早稲田大学歴史館』『早稲田スポーツミュージアム』があり、『本庄早稲田の杜ミュージアム』は5つ目のミュージアム」と紹介。「地方自治体と大学が連携した日本でも先駆的なミュージアム」と自信を見せる。

 大野知事は「本庄は新幹線や高速道路など地の利にも恵まれている。文化の拠点として、県北を大きく押し上げてくれると期待している。埼玉県でもさらなる発展へと結びついていけるようしっかりと後押ししたい」と期待を込めた。

 式典では、佐々木正峰元文化庁長官が「ミュージアム運営委員」に就任することも発表された。

 開館時間は9時~16時30分。月曜(祝日の場合は翌日)と年末年始休館。入館無料。