上里スマートIC前の「上里いちご&トマト園」(上里町勅使河原、TEL 0120-643-388)が7月25日、「メロン狩り体験」を始めた。
メロン狩りは、同園が緊急事態宣言明けに備えて準備を進めていた夏のイベントの一つ。4分の1カットのメロンを試食した後、メロンハウスに移動して好きなメロン1玉を収穫する流れ。
同園を運営する「シェリエ」アグリ事業部主任の野地三奈さんは「露地栽培ではなく高設栽培なので、足元が土で汚れることもなくきれいに刈り取れる」と話す。
今シーズンも、イチゴ狩りは1月2日~5月6日、トマト狩りは11月2日~5月31日での開催を予定していたが、4月7日に政府から発表された「緊急事態宣言」を受け、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、4月13日より今シーズンのイチゴ狩りとミニトマト狩りを臨時休園にし、イチゴとミニトマトのパック販売のみとした。
メロンの定植は収穫時期がずれるように、緊急事態宣言中の4月28日に始め、5月29日まで4回に分けて行ったという。野地さんは「メロン栽培で、水と温度の管理がとても重要。夜間でもハウス内の温度が18~20度に保たれるよう暖房をつけていた」と振り返る。「日中のハウス内の気温は30度を超えることもあり作業が大変だった」とも。
野地さんは「スタッフ一同が気持ちを込めて一生懸命作ったメロン。糖度ものっていい出来になっている。珍しい体験だと思うので、ぜひ来園してほしい」と呼び掛ける。収穫を体験した女子児童は「メロンは大好き。早く食べたい」と話していた。
料金は1人2,400円で、メロン狩りと試食が可能。4分の1カットの試食のみの場合は540円。時間は9時~、10時~、11時~、12時~、13時~、14時~,15時~の1日7回を予定。じゃらんネットと同敷地内にある「上里カンターレ」(TEL 0120-643-388)で予約を受け付ける。8月10日まで。