本庄市立北泉小学校(本庄市北堀)の東側歩道に現在、交通事故ゼロの願いを込めたヒマワリが咲き誇っている。
同小の学校運営協議会副会長で5年生児童の米つくり教室で26年間指導している井上健治さんが毎年、ヒマワリの種をまいている。今年も新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から臨時休校となっていた5月1日、「東北八重ひまわり」の種をまいた。以前は雑草が生い茂り、道路事情も重なり交通事故も度々発生していたという。
同校の校舎内には、全校児童で作った「ゴッホのひまわり~光の道~」(通称=ひまわりロード)がある。「コロナ感染の不安感を吹き飛ばし、子どもたちの笑顔のため、井上さんへの感謝の思いを込めてつくりました。太陽の日差しを浴びて、子どもたちの笑顔と一緒にキラキラ輝いています」(原文ママ)と同校の「学校だより」(7月1日号)でつづられている。
廊下には、大正末期から昭和初期にかけて活躍した詩人、金子みすゞの作品「私と小鳥と鈴と」にある「みんなちがって みんないい」の一節も掲出している。
校内に絵などの展示物が数多く見受けられる同小では、美術の専門家である岡村和美校長が図工の授業を自ら行うこともあり、図画工作の作品作りを通じた学校運営を行っている。「パステルで描くすてきな海の風景画」を動画で配信しており、「誰でも簡単にすてきな海の絵がすぐに描ける内容になっている」と話す。