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本庄で「写真と絵画」の展示会 夫妻で4回目の「二人展」 

岡村和美さんが描いた油絵「山燃ゆる」

岡村和美さんが描いた油絵「山燃ゆる」

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 本庄市民文化会館(本庄市北堀)ギャラリーで岡村さん夫妻が「岡村英樹・和美4th二人展」を4月30日から開催している。テーマは「四季の彩り」。

岡村和美さんが児玉郡市広域消防本部に寄贈した油絵「山笑う」

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 英樹(ひでき)さんは東京理科大を卒業し中学教員になり、今年3月定年退職。約30年前に先輩に誘われて登山を始めたのがきっかけで、関東の山を中心に登りながら写真を撮るようになったという。京都府内の美大卒の和美さんは昨年4月から本庄市立北泉小学校の校長。芸術を通じた学校運営を行っており、校内には絵などの展示物が数多く見受けられる。

 会場を訪れていた同小PTA会長の松田修一さんは「展示物はアナログの情報発信物という岡村校長先生の言葉が印象的で、美術の力で学校の雰囲気を大きく変えてくれた」と振り返る。「北泉小学校の児童にとって岡村校長先生は身近な存在になっていると感じる」とも。

 岡村夫妻は、児玉郡内の中学校で教員同士として出会い、登山がきっかけで交際に発展したという。登山で英樹さんは頂上を目指すが、和美さんは頂上まで登らず「夫が頂上を目指している間、山の中腹でスケッチをするのが楽しみ」と話す。「ラインで連絡を取り合いながら、夫が下山してくる時間までにスケッチを仕上げる」とも。

 二人展は、2009(平成21)年1月開催に続いて約10年ぶり4回目となる。英樹さんは「平成から令和になった今、写真を撮り始めてからの約30年間がよみがえってくる」と話す。会場には、英樹さんが撮った70点の写真と和美さんが描いた42点の絵画が展示されている。

 児玉郡市広域消防本部が移転して新庁舎になった2015(平成29)年4月、和美さんが油絵「山笑う」を寄贈した。

 同展は最終日の2日に限り16時30分で終了。入場無料。

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