埼玉・上里の音楽芸能学院「MMA」(上里町七本木)が今年4月から9月ごろまで、地元を舞台にした短編映画「サクラ咲く」を製作する。
短編映画「サクラ咲く」のワンシーンとなるこだま千本桜の桜並木
地元の芸能プロダクション「オフィスメランコリー」が運営する同校はオン・ザ・ストーリー(川越市)と4月1日付けで業務提携することが決まっており、2団体が中心となり短編映画「サクラ咲く」製作委員会を立ち上げた。主役は、オン・ザ・ストーリーがプロデュースするシンガー・ソングライターのTAON(タオン)さんが務める。
MMA代表の憂or絶さんは「映画製作が、正式に業務提携して最初の合同事業。互いに意見を出し合い、最高の作品に仕上げたい」と意気込む。
主役を務めるタオンさんはシンガー・ソングライターとして活動する一方、複数のケーブルテレビでMCを担当することが決まったほか、TBSテレビのバラエティー番組に出演するなど活動の幅を広げている。「歌うことと同じくらい演技にも興味があった。不安もあるが、精一杯頑張りたい」と抱負を述べる。
ストーリーは、歌手を夢見る少女がさまざまな困難や苦しみを乗り越え、成長して10年後、夢を実現する内容。こだま千本桜の桜並木も登場するという。
同委員会では6月の撮影から、せりふのあるエキストラを募集する。募集対象は、本庄・上里での撮影に参加できる中学生・高校生・大学生。詳しくは4月1日以降、MMAのホームページなどで知らせる。
完成した短編映画は来年1月、県内の映画館で上映予定。