埼玉グランドホテル本庄(本庄市駅南2)で8月31日に行われた「本庄ビアガーデン」ファイナルイベントに、アクロバットパフォーマーの鶴田優光(ゆうき)さんが特別出演した。
上里出身の鶴田さんは、父親のバク転を見て憧れたのをきっかけに練習を始め、4~5歳くらいのころにはバク転を習得。「普通に歩くより逆立ちで歩く方が多く感じるほど逆立ち歩きが得意だった」と姉の維(ゆい)さんは振り返る。
小学5年のころから本格的に体操を習い始めた鶴田さんは、どこに行ってもバク転をしていたため「たいそうくん」と呼ばれていたと話す。
東京フィルムセンター映画・俳優専門学校(現、東京放送芸術&映画・俳優専門学校)に2014年4月に入学。「アクションスタント俳優専攻」で学び、昨年5月にサンリオピューロランド(東京都多摩市)でアクロバットパフォーマーとしてデビューした。
鶴田さんは歌舞伎座公演で2017年7月3日~27日(夜の部)に行われた「駄右衛門花御所異聞」では「火の精」役を、今年7月5日~29日(昼の部)に行われた「三国無雙瓢箪久 出世太閤記」では「女剣士」役を、それぞれ演じた。
鶴田さんがパフォーマンスを行う際に常に持ち続けているのは「人の心が動かせるようなアクロバットがしたい」という思いだという。