総合建設業の八木建設(本庄市中央2)が本庄市立本庄東中学校(日の出4)に椅子330脚を寄贈し、3月2日、体育館で贈呈式が開かれた。
同社は八木孝三郎さんが1955(昭和30)年に創業。初代の妻・なかさんが2代目として1966(昭和41)年から事業を継承し、社長として23年、その後、会長として10年務めた。長男・茂幸さん(現会長)を経て、現在は孫の雅之さんが4代目社長を務める。
昨年創業70周年を迎えた同社は、同校体育館の屋根やプール棟の工事、本庄市市民活動交流センター(本庄ガスECOはにぽんプラザ)の建設などにも携わってきた。
今回の寄贈は、地域への還元を目的に同社が機会あるごとに行っている取り組みの一環。八木社長の母校でもある同校への寄贈を学校側に提案し、式典などで使う椅子330脚の寄贈が決まった。
同校ではこれまで、式典で椅子を並べる際、体育館の床を傷めないようシートを敷いてから配置していたが、今回寄贈された椅子には床を保護する部材が付いているため、短時間で準備できるようになるという。
贈呈式で八木社長は「これまで支えていただいた地域に恩返ししたいと考えた。社長になって6年になるが、地域に役立つ取り組みを続けてきた。地元密着で今後も取り組み、会社の存在意義につなげたい」と話した。「生徒の皆さんが将来社会に出るとき『この地域で働きたい』と思ってもらえる魅力あるまちであるように、われわれ大人が頑張りたい」とも。
根岸伸行校長は「本校教育環境の整備充実に多大な貢献をしていただいた」として同社に感謝状を贈呈。同式終了後「卒業生が母校を思ってくれている気持ちは教育的にもありがたい。生徒たちには、新しい椅子をうれしいと感じると同時に、その奥にある思いも感じ取ってもらえたら」と期待を寄せた。
同校3年の生徒からは「自分たちの卒業式で使えるのはうれしい」などの声が聞かれた。同校生徒数は351人。