本庄警察署は10月27日、上里町の「このはなパーク上里」(上里町勅使河原)で高崎警察署と合同の交通安全広報啓発活動を行った。
当日、両署の署員のほか、本庄地区交通安全協会員や地域交通安全活動推進委員、高崎交通警察モニター協議会員など約30人が参加。パーク内のJA埼玉ひびきの農産物直売所「アグリパーク上里」や「上里カンターレ」を訪れた買い物客などに反射材や啓発品を配り、夕暮れ時から夜間にかけて多発する交通事故防止を呼びかけた。
本庄署交通課の荻原正幸課長は「2012(平成24)年に伊勢崎、高崎、藤岡、本庄、児玉の5署で交通事故防止に関する覚書を交わした。日没が早まるこの時期、夕暮れ時の事故が懸念される。埼玉県警では『きらめき3H運動』として『早めのライト』『反射材着用』『歩行者保護』を推進している。今回は反射LEDアームバンドを配り、その場で着用してもらうことで意識を高めたい」と話す。
高崎署交通課の塚元一貴係長は「車の流れは県境を越えて続いており、合同での啓発は非常に効果的」と話す。
埼玉ひびきの農協を訪れた鴻巣市在住の高橋敬子さんは「いつも夕暮れ時に散歩しているのでうれしい。懐中電灯だとすぐに電池が切れてしまうので、充電式のLEDアームバンドは便利」と話すした。
当日、埼玉県警のマスコット「ポポ美ちゃん」と群馬県警の「上州くん」も駆けつけ、来店客と写真を撮るなどして活動を盛り上げた。荻原課長は「県境を越えた連携を深めることで、より広い地域で交通安全意識を高めていきたい」と話す。