
本庄第一高校男子サッカー部が「関東高等学校サッカー大会 埼玉県予選」に出場した。県内194校中、予選出場は30校。
「関東高等学校サッカー大会 埼玉県予選」で本庄第一高校サッカー部を応援する生徒ら
同校グラウンドで4月19日に行われた朝霞高校との試合で、延長戦の末、2-1で勝利した。同校の得点は、倉島龍基選手(後半30分)と飯塚瑠斗選手(延長後半4分)。
同部の監督には4月、同校出身の清水天斗(たかと)さんが就任。美里町出身の清水さんは尚美学園大学卒業後、神奈川県大和市で消防士になり、消防救助活動の技術を競う「障害突破」にも取り組んだ。その後、先輩からの誘いでコンサルの世界に。コロナ禍になった頃、同校サッカー部の先輩・橋本友太さんから連絡があり、「ビジネスマンとして生きることと母校のサッカー部を強くすることのどちらに情熱を注げるか」と考えた末、後者を選んだという。
清水さんは、同部顧問でゴールキーパーコーチの橋本さんらと共に同部を指導する。清水監督は19日、「今日の試合では、先制点を許し追いかける試合になったが、逆転勝利できた。試合中、部員らは必ず勝利してくれると信じていた。監督としてトーナメント戦での初勝利。応援してくれた全ての人に感謝」と話した。
翌20日に行われた埼玉平成高との試合では延長戦の末2-3で敗れたが、「監督、コーチ、選手は一丸となって、次の試合に取り組む決意を固めた」という。
同部のチームコンセプトは「共闘」。スローガンは「Be a challenger (挑戦者であれ)」。高校でのサッカー生活においても、選手らが卒業後歩んでいく人生においても、大切にしてほしいことをスローガンに掲げたという。清水監督は「全ては歴史を変えるために」と意欲を見せる。
同部のスポンサーを務める常勝軒グループの高橋龍真さん(本庄大勝軒の店長)は「夢に向かって挑戦している本庄第一高校サッカー部を心から応援している。全力でサポートしていくので、頑張ってほしい」とエールを送る。