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陶芸家・井上さんと画家・岡村さん、JA埼玉ひびきのの支店で「二人展」

「二人展」を開いた井上美千代さん、岡村和美さんと来場者ら

「二人展」を開いた井上美千代さん、岡村和美さんと来場者ら

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 陶芸家・井上美千代さんと画家・岡村和美さんの「二人展」が10月14日、JA埼玉ひびきの本庄南支店(本庄市早稲田の杜1)大ホール「ひびきのホール」で始まった。

井上美千代さんと岡村和美さんが「二人展」を開いている「ひびきのホール」

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 数年前から「いつか一緒に(二人展を)やりたい」と話していた、親戚関係の井上さん(本庄市在住)と岡村さん(上里町在住)。今年3月まで市立本庄南小学校長だった岡村さんが退職したのを機に準備に取り掛かった。

 井上さんは、服飾デザイン専門学校卒業後、手描き友禅工房で舞台衣装などの制作、アパレル向けにテキスタイルデザイン制作を行ってきた。現在、陶芸とテキスタイルを融合させた作品作りをしている。埼玉県知事賞などを受賞するとともに、埼玉県立近代美術館、熊谷八木橋デパートなどで個展を開いてきた。井上さんは「地元で初めての制作発表。陶芸で独自の世界を探求してきた。作品の変容プロセスを見てほしい」と話す。

 岡村さんは、京都精華大学美術学部造形学科洋画科を卒業、東京芸術大学の美術教育研修生を経て、一時期渡米しニューヨークに滞在し美術を探求した。これまで、本庄などで「夫婦二人展」、東京・銀座で個展などを開催。1990(平成2)年から20年間、本庄市や深谷市の中学校での美術教員として教壇に立ち、その後、本庄市内の小学校で教頭、校長を歴任。今年3月に定年退職。その後、10歳の頃からの夢である画家としての制作活動を本格的にスタートした。岡村さんは「今回は退職記念の展覧会。クロード・モネの庭ジヴェルニーの守り人を描いた新作を見てほしい」とも。

 岡村さんの絵について、市立本庄南小学校で今年3月に野球教室を開いた元プロ野球選手の星野おさむさんは「風景画には、描いた時の(岡村さんの)気持ちがよく表れている」と話す。「(岡村さんから)頂いた絵は大切にしている」という。

 会場には、「北泉小学校の時、(岡村)校長先生の絵が大好きだった。私も絵がうまく描けるようになりたい」と話す高校1年の浦川美来(みく)さんらも鑑賞に訪れた。

 開催時間は10時~17時。入場無料。今月20日まで。

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