「こだま防災フェス2024」が5月25日、若泉運動公園(本庄市小島6)で開かれた。こだま青年会議所(こだまJC)が「5月例会」として行った。
テレビ局の記者からインタビューされる、こだま青年会議所・地域力向上委員会の飯野昌彦委員長
当日、水没車展示ブースでは、あらかじめ屋根を切り抜いた軽自動車をコンテナに入れた後、散水車からコンテナ内に水を入れ、水害で車両が水没した状態を作った。
同会議所・地域力向上委員会の飯野昌彦委員長は「この地域で今までで一番多かった災害は水害。車社会のこの地域で、車に乗った時に豪雨災害があって車内に浸水してきたとき、どんなことが起きるかを知ってほしいと思い企画した」と話す。
水没車両に乗り込んで、車内からドアを開ける体験には、多くの子どもたちが参加した。同市在住で母親と会場を訪れた小学2年の男児は「(浸水車への乗車体験をして)ドアが重かった。超怖かった」と興奮気味に話していた。
会場には、消防・警察ブース、地震を体験できる起震車ブース、段ボール迷路ブースなども用意し、親子連れなどが多く来場した。同会議所によると、当日は2200人が来場した。
長沼克(かつ)理事長は、「地域の皆さまに防災意識の向上と自助・公助の気持ちをぜひこの機会を通じて持ってほしい」と呼び掛けた。飯野委員長は「皆さんの意識が少しでも防災・減殺につながることが目標だったので大成功だった」と話した。