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本庄市役所で本庄産イチゴ「あまりん」販売会 1500箱30分で完売

「ほんじょう プレミアム ストロベリーマーケット~本庄産あまりんで溢れる1日~」での本庄産イチゴ「あまりん」販売の様子

「ほんじょう プレミアム ストロベリーマーケット~本庄産あまりんで溢れる1日~」での本庄産イチゴ「あまりん」販売の様子

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 「ほんじょう プレミアム ストロベリーマーケット~本庄産あまりんで溢(あふ)れる1日~」が2月10日、本庄市役所の本庁舎広場などで行われた。市と埼玉産直センターの共催。

本庄産「あまりん」を買い求める客の長い列

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 同市は、埼玉県オリジナル品種のイチゴ「あまりん」の作付け面積で県内1位。「あまりん」は「やよいひめ」と「ふくはる香」を交配してできた新品種。当日用意した1500箱の「あまりん」は30分で完売した。

 イチゴの平均糖度が13度であるのに対し、「あまりん」は18~20度と糖度が高く、「酸味が穏やかで濃厚な甘みと口当たりの良さ」が特徴だという。大粒のハート型で深い紅色をしている。

 2月7日には、日本野菜ソムリエ協会主催の「第2回全国いちご選手権」が都内で開催され、全国各地の産地から集まった計145品のイチゴの中から、久米原美幸(よしゆき)さん(本庄市堀田)の「あまりん極」が金賞に、五十嵐苺園(台町)の「あまりん」、ユーファーム(新井)の「U FIRM!のあまりん」が銀賞に、それぞれ輝いた。最高金賞は「市川いちご園」(秩父市)の「あまりん」だった。

 埼玉県農林総合研究センター園芸研究所(当時)で2007(平成19)年、観光摘み取りや直売、贈答用に活用でき、他県産地との差別化が可能な埼玉独自のいちご品種を開発するため、育種を開始。2017(平成29)年3月、新品種2種の愛称を「かおりん」と「あまりん」に決定しした。名付け親は、いずれも落語家の林家たい平さん。

 2019(平成31)年2月、「埼園い1号」(愛称=かおりん)と「埼園い3号」(同=あまりん)として品種登録した。

 会場では当日、「あまりん」を買い求める客で長い行列ができた。来場者からは「幻のイチゴが欲しくて車で1時間かけてやって来て並んだかいがあった」「みずみずしくておいしそう。売り切れになる前に買えてよかった」などの声が聞かれた。

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