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埼玉・神川の大神山で火祭り マルシェ会場から「祈りの炎」見学も

大神山「火祭り」の様子(撮影=2021年3月13日)

大神山「火祭り」の様子(撮影=2021年3月13日)

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 埼玉・神川町の大神山(だいじんやま)山頂で3月4日、無病息災と火伏(ひぶせ)を願う「火祭り」が行われる。

大神山から見える神川町の夜景

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 円すい形をした同山の正式名称は飯盛山(いいもりやま)。山頂には大神山御獄神社が鎮座し、四方は埼玉国際ゴルフ倶楽部(神川町下阿久原)に囲まれている。

 同祭りはかつて大神山のある小倉(おぐら)地区の伝統行事だったが、火の不始末で山火事になり、40年以上火祭りは中止され、神事のみ行われてきた。

 2021年3月13日、43年ぶりに、コロナ禍収束を願い復活した「火祭り」。昨年に続き今年も、山頂では日没に合わせて神事、護摩供養を行った後、18時30分ごろ、やぐらに点火し、「祈りの炎」と称した「火祭り」を予定。安全管理の観点から、関係者以外、山頂で「火祭り」の見学はできない。

 大神山火祭り実行委員会代表の小泉裕一さんは「松田マヨネーズ」(上阿久原)の社員。2007(平成19)年、群馬県館林市から「山に囲まれた神川の地」に魅力を感じて移住してきた。小泉さんは「地域住民で協力して『火祭り』を成功させたい。伝統行事を通して互いの絆を深め、普段の生活で助け合う関係が築ければ」と期待を込める。

 麓の同町多目的交流施設(元神泉中学校=下阿久原)から「祈りの炎」を見学できる。同施設では昨年に続きマルシェ「夕焼け市」を予定。飲食店やフリーマーケットなど約20店が軒を連ねる。開催時間は13時30分~18時。

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