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埼玉・神川町、日本薬科大と包括連携協定 中学校での栄養学講座など計画

神川町と学校法人都築学園日本薬科大学との「包括連携協定締結式」出席者

神川町と学校法人都築学園日本薬科大学との「包括連携協定締結式」出席者

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 埼玉・神川町は10月11日、都築学園 日本薬科大学との包括連携協定書を締結した。

神川町の櫻澤晃町長と学校法人都築学園 日本薬科大学の都築稔副学長

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 式典には、同大の都築(つづき)稔副学長、松田佳和薬学部長、井上裕子(ひろこ)地域連携センター長、矢嶋行雄参事兼特任教授、井上祐一地域連携室長が出席。神川町から櫻澤晃町長、金子亨副町長、福嶋慶治(けいじ)教育委員会教育長、宮穂高(ほだか)総合政策課長、森由光保険健康課長、堀口二三夫経済観光課長が、埼玉県からは北部地域振興センターの小山和彦本庄事務所長が、それぞれ出席した。

 同大は、西洋医学と東洋医学を融合した「統合医療の実現」を教育目標に掲げ、2004(平成16)年に日本初の漢方薬学科を設置した。開学以来、健康や医療に関するリソースを生かし、学生と協働で地域や企業と産学連携商品を次々と開発し、地域活性化を支援している。

 櫻澤町長は「神川中学校で、食に関する知識や健全な食生活に関する食育の一環として『栄養学の学習講座』を行い、若い頃から健康意識の向上を図りたい」と話した。「町内のさまざまな企業とも連携して、薬学や栄養学等の視点や子どもたちの自由な発想を生かした商品開発にも取り組んでいくことで、産業振興や子どもたちの社会参加意識の醸成も図っていきたい」とも。

 都築副学長は「埼玉県北部地域振興センター本庄事務所の小山所長から神川町を紹介いただいた。神川の中学生と一緒にさまざまな化学反応を起こして、実り豊かな果実をもたらしたい」と意欲を見せた。「神川の、これからの未来を担う子どもたちの活動などを支援することで、地域への定着、地域の振興につながれば」とも。

 宮課長は「10月下旬から11月中旬にかけて、神川中で講座を開く。来年3月までに、日本薬科大が民間企業や神川中と連携して、健康に関する栄養学の講座を開いてほしい」と期待を寄せた。

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