埼玉・上里出身で、「大宮アルディージャ」が昨年設立した女子チーム「大宮アルディージャVENTUS(ベントス)」に入団した澁澤光(しぶさわひかる)選手が5月30日、山下博一上里町長を訪ね入団報告を行った。
澁澤選手は地元中学校を卒業後、宮城県の常盤木(ときわぎ)学園高校に進学。大学は東洋大に進んだ。
今年1月28日、吉谷茜音(よしたにあかね)選手、林みのり選手と共に、同チームへの加入が発表された澁澤選手。「幼いころから見てきた素晴らしいスタジアムで、大宮アルディージャのエンブレムを背負いプレーできることをとてもうれしく思う」と述べた。
澁澤選手の背番号は「31」。ポジションはDF(ディフェンダー)で、同ポジションには、元なでしこジャパンの鮫島(さめしま)彩選手らもいる。
山下町長は「大きな夢に向かって頑張ってほしい。NACK5スタジアムに応援に行きたい」とエールを送った。
1969(昭和44)年に結成された「電電関東サッカー部」が母体となり、1998(平成10)年に誕生した「大宮アルディージャ」。2021年に設立された女子チーム「大宮アルディージャVENTUS」は日本女子プロサッカーリーグ(略称=WEリーグ)に参入。女子サッカー界に新たな「風」を吹き込む、WEリーグで大きな「旋風」を巻き起こすという意味を込めて、ラテン語で「風」を意味する「VENTUS」と名付けたという。同リーグには11クラブが参入している。