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埼玉・上里の「ジハンキイチバ」が2周年 ケーキの自販機設置がきっかけ

「ジハンキイチバ」店内の自販機(一部)

「ジハンキイチバ」店内の自販機(一部)

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 埼玉・上里の「シフォンケーキ優‐yuu‐」(上里町七本木)が自販機での販売専門店「ジハンキイチバ」をオープンして今月1日、2周年を迎えた。

「ジハンキイチバ」の店内

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 店主の優さんは2015(平成27)年11月、シフォンケーキの委託販売を始めたが、当初は一人でやっていたので店頭での販売ができなかった。「いつでも買えるようにしてほしい」という客からの希望に応えるため、ドリンク自販機を約1年かけて改造してもらい2017(平成29)年12月28日、24時間営業の「ケーキの自動販売機」を設置。1日数回補充を行っているという。

 初めての緊急事態宣言が発令されていた2020年4月、店員と接触することなくケーキを購入しようと同店の自販機を訪れる人が急に増えて、品切れになることもあった。優さんは「遠方から来てくれて、ケーキが完売していて申し訳ない思いになることがあった」と振り返る。

 優さんは「ケーキが完売状態でも珍しい商品を用意すれば残念な気持ちを少しでも緩和できるのでは」と考え、2020年5月1日、「ジハンキイチバ」をオープンした。自販機で販売する商品は、直接製造会社に仕入れの交渉をしたり、委託販売を受け付けたりして用意したという。

 自販機で販売する商品は、調味料「だし道楽」(500円と700円)、「タガメサイダー」(500円)、「ドリアンサイダー」(200円)、「黒アリ」「タガメ」の昆虫食(以上1,400円)など。優さんは「普通のスーパーでなかなか購入できない商品を用意している」と話す。「よく売れているのは、タガメサイダーやドリアンサイダー。今後は冷凍商品、昆虫食の種類を増やしたい」とも。

 「ジハンキイチバ」の営業時間=9時~21時。

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