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本庄第一高美術部、長瀞・諏訪神社の木彫彩色を修復 5年の歳月かける

彩色修復を行った小坂諏訪神社

彩色修復を行った小坂諏訪神社

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 埼玉・長瀞の小坂(こさか)諏訪神社(長瀞町野上下郷)の社殿木彫の彩色(さいしき)修復を行った本庄第一高校(本庄市仁手)美術部顧問の棚澤寛さんが宮司から表彰され、同部員らには感謝状が贈られた。

本庄第一高校美術部の顧問の棚澤寛さんと元部長の池田彩華さん

 秩父鉄道・樋口駅の北約900メートル、小坂団地の奥にある同神社。同校の教員(当時)の父親が同神社の総代長(当時)から相談を受け、2015(平成27年)秋に棚澤さんと同神社関係者が出会った。翌年春から棚澤さんと同校美術部員らは同神社の修復作業を始め、約5年の歳月をかけて修復作業を行った。棚澤さんは「色はほとんど剥がれており、わずかに付いていた昔の塗料から色を類推した」と振り返る。

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 棚澤さんは「美術部は部室で絵を描いて、展覧会を開いたりするのが通常の活動だが、自分自身は大学生のころから、地域と連携するプロジェクトをやってきた」と話す。

 今月7日に行われた同神社の「春の例大祭」で、同神社の宮司を兼務している宝登山神社(長瀞町長瀞)宮司の曽根原正宏さんから表彰状を受け取った。

 曽根原さんは棚澤さんに「部員生徒を5年にわたって指導し、社殿彩色を見事に完遂し伝統文化継承に寄与した」として表彰状を贈った。併せて、同校美術部員にも感謝状を用意。今月卒業式を終えた元美術部長の池田彩華(あやか)さんが部員を代表して受け取った。

 近所に住む梅澤勢津子さんは「5年前に神社の補修作業が始まって以来、棚澤先生と子どもたちが来て作業するのをとてもうれしく楽しみにしていた」と振り返る。「自分自身よりも熱心に補修作業を楽しみに見守っていた仲間が入院してしまったので、その人に見せようと思いたくさん写真を撮らせてもらった」とも。

 曽根原さんは棚澤さんや同部員らに、「ご縁ができたので、合間合間に足を運んで地域住民と旧交を温めてほしい。将来は、お子さんやお孫さんを連れて来てほしい」と呼び掛けた。

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