JR高崎線本庄駅構内にある「本庄市役所インフォメーションセンター」(TEL 0495-22-1690)で7月5日、「渋沢栄一の銀行創設」をテーマに「勝手に本庄のまちコンシェルジュ」の講座が開かれる。主催は本庄地域のまちづくりなどに取り組むNPO法人「まちの駅ネットワーク本庄」。
講師は渋沢栄一顕彰事業の新井慎一さん。新井さんは渋沢栄一研究の第一人者で、深谷市郷土文化会会長も務める。著書「渋沢栄一とその周辺」は、新井さんが過去に発表した渋沢栄一に関する文章を中心に書き下ろしを含めて一冊にまとめたもの。渋沢栄一顕彰事業は2006年、渋沢栄一翁の精神に学び、これを世に広めたいとの思いを共有する市民有志46人が集い、設立したもの。渋沢栄一翁を主人公とした映画化の実現を目指している。
「日本資本主義の父」ともいわれる渋沢栄一は1875(明治8)年、35歳のときに第一国立銀行(第一銀行、第一勧業銀行を経て現みずほ銀行)を設立して頭取に就任。第七十七国立銀行等の設立にも尽力した。新井さんは当日、渋沢栄一の銀行の創設に関わるさまざまな苦労にまつわるエピソードを披露する予定。
開催時間は14時~16時。参加無料。