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本庄の箔押し工房、金箔と夜光塗料を使ったフラワーポット発売

「ルミエール・ド・オール」シリーズ(フラワーポット)

「ルミエール・ド・オール」シリーズ(フラワーポット)

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 本庄で箔押し工房を営む武蔵屋(本庄市児玉、TEL 0495-37-4939)が10月1日、伝統工芸の金箔(きんぱく)と特殊夜光塗料を使ったデザインの「フラワーポット」を発売する。

電気を消した発光状態のフラワーポット

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 三嶋孝之社長は1980(昭和55)年ごろ、独学で習得した金箔押し技術を用いて製品作りを始め、2002(平成14)年4月に同社を創業。日本画の額装への金箔押し・修復、金箔を施した釣り具の製造・開発、その他漆器等への金箔押しなどを手掛ける。昨年11月、伝統工芸の金箔押し技術と塗装技術である現代ペイントを融合した特殊技術を「金箔美ペイント」と名付け商標登録した。

 夜光と金箔美ペイントを融合したデザインを「ルミエール・ド・オール」と名付け、今回、シリーズ第1弾として同デザインを施したフラワーポットを発売する。伝統工芸の金箔に現代風ペイントを施す同製品は、昼間など明るいところでは虹彩カラーだが、暗くなると光るデザインとなる。

 工程は、素焼き(テラコッタ)のフラワーポットを準備、下地塗りをした後、夜光塗料(蓄光塗料)をスプレーガンで吹き付け・デザインのカラーリングし、金箔押しをするための処理剤をスプレーガンで吹き付け、マスキングでデザインする。手作業で金箔押しをして、トップコートをスプレーガンで吹き付け完成する。工程日数は約2週間。

 広報担当の三嶋智惠さんは「金箔=高価なもの、伝統工芸=昔っぽいと言われることがあるが、金箔を用いて他にはないデザインを作りたい、もっとたくさんの人に金箔に興味を持ってもらいたいとの思いから夜光と金箔美ペイントを融合させたデザインを開発した」と振り返る。「光らせることによって、特別な人とのひととき、ファンタスティックな空間を演出することができる」とも。

 価格は5個セットで2,500円(税別)~。同社ホームページや楽天市場で販売する。

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