本庄の旧中山道沿いに「こめ吉商店」(本庄市千代田1、TEL 0495-22-5258)が移転オープンして6カ月が過ぎた。
同店は1837年創業の酒類販売店。開業当時、中山道の宿場町だった「本庄宿」に店を構えていたが、2002年に同市銀座1丁目に移転。
8代目店主の川瀬史孝さんが「もう一度開業の地で」という思いを抱き、昨年10月、現在地に再び移転してリニューアルオープンした。
同店は日本酒、焼酎、ワインなどを取りそろえているが、「和」をキーワードとした地酒に力を入れている。「本庄宿(純米大吟醸)」(1,200円)、「若泉山(じゃくせんざん)(大吟醸)」(1,950円)、「本庄薬師(純米大吟醸)」(1,200円)の3種類の酒は本庄市観光協会が薦める土産品となっている。
常連客の女性は「祖父の代から土産品などに使っている。酒の味が分からないので、助言してもらえるのがありがたい」と話す。
川瀬さんは「春夏秋冬のお酒を用意し、お客さまが食事と共に季節も味わう様子をイメージしていきたい」と話す。「当店の本庄宿で地域を盛り上げていきたい」とも。
営業時間は8時~18時。日曜定休。