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本庄の山車模型、ユネスコのパリ本部で展示 市内でも1年前より常設

ユネスコ本部に展示された山車模型(左側)

ユネスコ本部に展示された山車模型(左側)

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 本庄の山車模型製作の会「信元工房」の作品が10月15日~19日、ユネスコ本部の「日本へのクリエーティブな旅展2018」で展示された。

「旧本庄商業銀行煉瓦倉庫」で展示作品の前に立つ「信元工房」の境野さんと田中さん

 同イベントでは、ユネスコ無形文化遺産である「和食;日本人の伝統的な食文化」(2013年登録)と「地方」に焦点を当て日本文化を紹介している。

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 仏パリでは日仏友好160年の今年、日本文化 ・芸術の祭典「ジャポニスム2018:響きあう魂」を開催中。約8カ月にわたり、美術展、舞台公演、映画、食や工芸など、さまざまな日本の芸術や文化を、古典から現代まで紹介している。

 ユネスコ無形文化遺産に2016年に登録された「山・鉾(ほこ)・屋台行事」を紹介するため、信元工房製作の山車と秩父夜祭の笠鉾(かさほこ)の展示が実現した。国際連合教育科学文化機関(UNESCO)は1946年に活動を開始し、世界遺産の登録で知られる団体で世界195カ国が加盟。同本部で日本の山車模型が展示されるのは初めてだという。

 同工房は境野信一さんと田中啓元さんで結成したグループ。2人が山車模型の製作を本格的に始めて約20年になる。小さいものを含めると、境野さんと田中さんはそれぞれ100台以上の作品を製作したという。

 江戸型人形山車をはじめ秩父や京都などの祭りの山車模型を製作し、展示会などで発表。作品の一部は、国指定重要文化財の「旧本庄商業銀行煉瓦倉庫」(本庄市銀座1)で昨年11月より常時展示している。

 「実物の製作は宮大工、漆塗り師、飾り職人、彫金師、彫刻師などそれぞれの道の職人たちが協力して行うが、模型作りでは全ての工程を一人でやらないといけない」と境野さんと田中さんは苦労した今までを振り返る。

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