山手線で使う新型車両の輸送が越後石山(新潟県)ー大崎(東京都)間で行われ、7月20日13時25分ごろ、JR高崎線・本庄駅を通過した。
同車両は新潟県内にある総合車両製作所新津事業所で製造された。今回の輸送は先行車から数えて通算22編成目で、7月10日の21編成目に続いて今月2回目の輸送となった。同事業所では、主に首都圏で使う新系列車両のうち通勤形・一般形電車を製造している。
今回輸送されたのはE235系のトウ21編成で、電気機関車EF64がけん引した。E235系は新津事業所で2015年から製造されており、山手線で使われているE231系の後継車両で全編成をE235系に置き換える予定のため、今後も新型車両の製造・輸送が続くと見られる。
JR東日本は2015年11月30日より、山手線で新型車両「E235系」の量産先行車1編成(11両)を営業運転している。E235系では、1人当たりの座席の幅を45センチから46センチに拡幅。車内の広告のうち荷物棚の上部にあるものをデジタルサイネージに置き換えている。
同日9時30分ごろに新津を出発すると上越線を通って正午ごろに群馬県に入り、本庄駅を13時26分に通過した。
沿線で撮影していた鉄道マニアの男性は「新型車両の輸送シーンをぜひ見たかった。感動的な瞬間だった。来月以降も輸送日時の情報収集をして見に来たい」と話していた。