JR高崎線・本庄駅で、電車到着時に流れる「本庄」のアナウンスのアクセントが話題となっている。
「本庄」の発音は、上げ調子でも下げ調子でもなく、平たく発音するのが正調。そのことをPRした動画が「本庄市PR動画」作品でグランプリを獲得し、今月より、埼玉県公式動画「サイタマどうが」に登場している。
この動画は、本庄市を中心とした周辺地域の歴史・文化・観光などについて、映像愛好家から募集した映像を大型モニターで上映することで市の魅力を市内外に広く発信するとともに、市民との協働によるまちづくりを推進することを目的としたもの。
同作品は、「本庄まち歩き」をテーマに本庄市の歴史・文化・観光等についてポップな音楽とともに軽快に紹介している。「ほんじょう」という言葉のアクセントに触れるなど、本庄市民のこだわり・本庄愛が表現された作品となっている。
作品を制作した清水義直さんと澤智之さんは「テレビなどから聞こえる『本庄』のアクセントが違うことに寂しさを覚えた」と制作を決断した当時を振り返る。
吉田信解本庄市長は「市長への手紙に、『ほんじょう』の発音は『根性』の発音ではなく『温情』の発音で、とあった。なるほど、と思った」と話す。
JR高崎線の深谷駅では2014年頃、地元住民の声を受けて、「頭高」の「ふかや」を「平板」の「ふかや」に修正したという。