ニカラグアだよりー4ー
ニカラグアの首都マナグアはソロトラン湖(琵琶湖の約1.6倍)の湖畔に広がる街です。もともと首都に相応しい大きな街だったわけではありません。歴史的には、レオンとグラナダといったスペインの植民地時代に創設された街が大きかったのですが、この2つの街が首都を巡って対立したため、その中間に位置するマナグアが首都に選ばれました。 日本同様、ニカラグアには火山があり、そして地震もあります。1972年12月23日、マナグアは大きな地震(マグニチュード6.25)に襲われ、街の中心部が破壊されてしまいました。今でも地震で崩壊した旧大聖堂が残されています。
また、街中にはかつて火口だった湖もあります。
また、19世紀半ばに首都に制定されたこともあり、中南米諸国の首都によく見られる歴史的な旧市街がありません。通常であれば、旧市街に行くと、その街の歴史が感じられ、また繁華街もあるので人々の様子も観察できます。中南米地域に長く暮らしてきた私にとって、マナグアは少し趣が違う街に感じられます。高台から見ると、ソロトラン湖を遠景に緑が広がる美しい街です。 因みに現在の人口は107万人です。