社会福祉法人「つどい福祉会」(神川町熊野堂)の施設長らは、国連が定めた「世界自閉症啓発デー」の4月2日、自閉症等への理解を求めた。
岩田美樹さんが理事長を務める同法人は1995(平成7)年8月設立で、「障害福祉サービス事業所 つどい」を経営。同施設には10人の職員が在籍し、生活介護事業と就労継続支援B型事業を行っている。
施設長の角田(つのだ)明弘さんは「自閉症をはじめとする発達障害についてよく知り、理解してほしい。無理解や偏見など心の中にある見えない壁をなくし、心のバリアフリーを」と呼び掛ける。
(施設長の角田明弘さん=右、支援スタッフの富田大輔さん)
上里町在住の清水永佳さんは、同所で平日の午前中に約2時間、昼食を経て午後も約2時間の室内作業を行っている。清水さんは小学1年の時、自閉症と診断され、小学3年から本庄特別支援学校に転校し、高校卒業まで在籍、卒業後同所に通っている。
(作業を行う清水永佳さん)
支援スタッフとして働く富田大輔さんは「老人介護に関する仕事に就きたいと思い専門学校に入学したが、学生の頃に『つどい』での1カ月間に及ぶ実習を通してさまざまな経験をし、利用者が成長する姿を見て、障害福祉の世界で働きたいと決めた」と話す。「永佳さんの集中力は素晴らしく、作業している時は一人の働く男の表情をしている。一緒に経験して信頼関係を築き、スモールステップで成功体験を積み重ねるということを続けている」と話す。
(変顔をする清水永佳さん=中央)
(作業スペース)
清水さんの母親は「高校卒業時に(同施設を)訪れて気に入った。息子を任せることができる施設だと思った」と振り返る。「世界自閉症啓発デーの4月2日、各所でブルーライトアップがされていてありがたい。自閉症について少しでも考えていただく機会になれば」と話す。「休日には親子でドライブするのが日課」とも。
(↑上里町のこのはなパーク)
(↑神川町営グランド)