森田九州男社長は、山梨県の県境にある【長野県富士見町】の出身。
元々、長野県茅野市のプリント基板製造会社に勤めていた。
児玉工業団地に工場長として赴任してきた森田さんは、携帯電話の普及により、当初は寝る間もなく働いた。
やがて事業メインである日本の半導体関連は海外へとシフトしていき国内流通も少なくなっていく中、前のオーナーから引き継ぎ2000年12月21日【有限会社オックス】を設立した。
3年ほどたち、業績がわるくなり、会社を守るため昼間は電気工事の仕事を手伝い、夜間、プリント基板の本業に従事していた。
その後、電気工事士、高所作業者などの資格を取得し、電気工事をメインにした。建設業許可を取得し、市の仕事や入札業務などもやることにした。
2010年頃、太陽光のブームもあり軌道に乗った。太陽光の作業には瓦屋根の保証などで大変なこともあり、野立て(畑などに太陽光パネル)を群馬方面で始めた。
太陽光は売電価格が下がっているので、今はメリットが少なくなっている。初期の頃の売電価格は高かったので、一つのビジネスであった。現在は太陽光のメンテナンスなどの相談もあり、対応もしている。パワーコンディショナーの交換など、今は壊れてしまった太陽光システムのメンテナンス相談も多い。
現在のメインは、コンセントの交換や照明の交換。神奈川県の公立高校のLED交換は、全て請け負った。学校なので作業は土日に。今は休みがほとんど無いので、平日少し休みを取っている。
4年くらい前、山本さんのお父さんがソフトボールをやっていて、同時に私の父もソフトボールをやっていたんです。それがきっかけで出会った。
森田社長は、2020年の夏頃、親しくなった山本さんが音響一筋で仕事をしてきたことを知り、「一緒に事業をやりませんか?」と誘った。
「オックス」の立ち上げから20周年を記念しての新規事業として「音響事業部」を立ち上げた。
その流れで、森田社長は山本さんらと地元のコミュニティFMラジオ局の立ち上げに携わった。
「ほんじょうFMを作ろうと準備を進めている」という話があったので、「協力します」という形で関わることにした。スタジオやアンテナなどの全体の統括を請け負った。
開局までは紆余曲折あったが、フリーマガジンや広告宣伝などでも翻弄した。
山本さんは、2022年7月末まで、ほんじょうFMの局長を兼任していた。現在、直接の経営には携わっていない。
山本さんは秋田県生まれ。高校を卒業して、音楽関係の専門学校に通い、その後、楽器メーカーに就職して20年勤務した。その後、独立。
2022年10月、「NPO法人 本庄未来都市構築研究プロジェクト」を立ち上げた。
2023年6月、JR本庄駅内の「カフェ×テラスバ」を業務委託で運営することを始めた。同時に、地元の農産物を全国にアピールする事業に着手。
会社を立ち上げて20年、振り返って。。。
最初は食べていくために色々な事業をやってきたが、現在は、NPO法人や音響事業、飲食に関わるまでになった。
消防団に入ったり、ライオンズクラブに入ったりして輪を広げてきた。「人との出会いがあったから今がある。その縁は大事にしていきたいと思っている」と話す森田社長。
「本業はブレずに、これからも色々なことにチャレンジしたいと思っている。微力ながらも本庄市のために活動していきたい」とも。
森田1965(昭和40年)3月4日生まれ 58歳
山本さんから見る森田社長は。。。
「経営者なのに現場主義、社員と同じ方向を見て前に進む社長」
▲有限会社オックスの森田九州男社長(NPO法人本庄未来都市構築研究プロジェクト 代表理事)
●会社名
有限会社オックス
●代表者名
森田 九州男
●所在地
〒367-0025 埼玉県本庄市西五十子216-7
●TEL
0495-27-4686
●営業時間 9:00~17:00
●定休日 日曜定休
登録
建設業許可:埼玉県知事許可(般-26)第68384
電気工事届出:埼玉県知事届出第27015号
<業務内容>
一般建物電気設計・施工
太陽光発電設計・施工
省エネLED照明のプロデュース・販売・施工
音響サービス・楽器機器メンテナンス・レンタル
イベント企画
<沿革>
2000年12月20日設立 プリント配線板検査事業
2008年 電気工事部設立
2009年 プリント配線板検査事業撤退
2020年1月 音響事業部設立
現在に至る
<主要取引先>
株式会社関電工
株式会社ビバホーム
株式会社GigaTera Japan
株式会社アイリスオーヤマ
大和ハウス工業株式会社