神川町と杉戸町は11月1日、まちの駅・道の駅「アグリパークゆめすぎと」(杉戸町才羽)で相互交流協定書調印式と記念植樹を行った。
杉戸町と神川町の相互交流協定書調印式(2025年11月1日)
杉戸町は埼玉県東部に位置し、面積30.03平方キロメートル、人口4万3206人(2025年11月1日時点)。両町の交流は、2001(平成13)年に同施設で開いた「第52回埼玉県植樹祭」をきっかけに始まった。2002(平成14)年12月には「杉戸町・神川町交流の森」森林整備協定を結び、水源地にあたる神川町で「杉戸町・神川町交流の森」整備に取り組むほか、イベントに出展するなど両町は交流を続けてきた。
両町相互のさらなる交流を積極的に進めていくため、森林整備協定を拡大する形で、2017(平成29)年3月に両町相互の地域活性化を図る目的で「杉戸町・神川町相互交流協定」として内容を一新。杉戸町の暮らしを支える森林整備や、環境問題等の課題解決を推進する人材を育成することを目的とした「森林環境教育体験ツアー」の実施。毎年8月に開く夏の風物詩「古利根川(ふるとねがわ)流灯まつり」で神川町産木材を大型灯籠に活用する取り組みなどを通して、交流を重ねてきた。交流は今年で23年目となる。
桜沢晃神川町長と窪田裕之杉戸町長は今回、地球温暖化対策の推進に向けて内容を拡充した新たな相互交流協定書を締結し、記念植樹を行った。両町は今後、「埼玉県森林CO2吸収量認証制度」の認証取得も目指す。