
本庄の南大通り線沿いにあるラーメン店「本庄大勝軒」(本庄市緑1、TEL 0495-22-6363)が9月30日、現店舗での営業を終了する。
長年培ってきた味と伝統を守るため、より快適な環境と最新の設備を備えた新店舗への移転を予定しており、24年にわたる歴史に一区切りをつける。
同店は2002(平成14)年2月、高橋幸男さん(現「大勝軒」会長=上里町七本木)が開店。2004(平成16)年10月に法人化し、席数23席で営業を続けてきた。「東池袋大勝軒」からのれん分けした店舗として、地域住民や学生に親しまれてきた同店。2007(平成19)年には国道17号沿いに姉妹店「本庄常勝軒」(若泉3)も開店。現在は長男・和哉さんと次男・龍真(りょうま)さんが共に社長を務める。
2022年4月28日には、東池袋大勝軒の創業者で「つけ麺」を全国に広めた故・山岸一雄さんの誕生日に合わせて同店をリニューアル。店長を務める龍真さんは「尊敬する山岸会長の誕生日に再スタートを切れたことは大きな意味がある」と話していた。
長期間にわたり通い続ける常連客も多い。本庄市在住の50代男性は「つけ麺が好きで、週3回通った時期もある」と振り返る。
メニューは「もりそば」「中華そば」(900円~)をはじめ、「和風もりそば」「和風中華そば」(950円~)、「カレーつけ麺」「キムチつけ麺」「トマトつけ麺」(1,000円~)など幅広い。期間限定メニューも提供してきた。
龍真さんは「今まで来店してくれた人全てに感謝の気持ちでいっぱい。移転先は未定だが、両親が立ち上げた本庄大勝軒の味を、これからも守っていきたい」と意欲を見せる。
営業時間は、11時~15時、18時~21時。月曜定休。