
5人組の音楽グループ「青春ドロップ」が9月15日、国道17号線沿いの「不二ドライブイン」(本庄市諏訪町)で初めて「昭和歌謡コンサート」を開いた。
同店オープンは1964(昭和39)年で、「現存する日本最古のドライブイン」といわれており、昨年60周年を迎えた。
ソプラノ歌手の堀内晃子さん、フルート奏者の向井めぐみさん、クラリネット奏者の荒井恵理子さん、ピアノ担当の島田真理子さんの4人は「キアラ・ミュージック」として活動している。2021年春、本庄ケーブルテレビの音楽番組「おんがくのおくりもの」の無観客収録でスタートし、継続的に演奏を届けてきた。10月13日には10回目の記念コンサートを旧本庄商業銀行煉瓦倉庫(銀座1)で開く予定。
今回、堀内さん、向井さん、荒井さん、島田さんにテノール歌手の米光陽さんが加わり、「青春ドロップ」が誕生。同グループで堀内さんは「Chiara」(キアラ)として米光さんとボーカルを担当する。
コンサートの冒頭、米光さんは昭和の時代を振り返り、「今考えると不便だったかもしれないが、今とは違う良さがあった。子どもも多く、子育てを通しての心の交流もあり、いい時代だった。当時に思いをはせて聴いていただけたら」と呼びかけた。
「あの頃(ころ)の歌を歌えば…」をサブタイトルに掲げ、「かもめが翔(と)んだ日」「聖母たちのララバイ」「時の過ぎゆくままに」「秋桜(こすもす)」「異邦人」「カナダからの手紙」「銀河鉄道999」など昭和を代表する楽曲を披露。会場を訪れた約70人の観客とともに「上を向いて歩こう」「見上げてごらん 夜の星を」を合唱した。
同グループは10月18日、イオンタウン上里(上里町金久保)で観覧無料のコンサートを予定している。