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神川町で「中学生議会」 7項目の「一般質問」に町長と教育長が答弁

神川町中学生議会に出席した神川中生15人と、桜沢晃町長、福嶋慶治教育長

神川町中学生議会に出席した神川中生15人と、桜沢晃町長、福嶋慶治教育長

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 神川町立神川中学校の生徒15人が参加する「中学生議会」が8月8日、同町役場内の町議会議場で開かれた。議長は赤見きなりさんが務めた。

「神川町中学生議会」の様子

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 次代の同町を担う中学生に議場を開放し、まちづくりに対する提案を行うことを通して、町政への関心・理解を深め、併せて行政への参加意識の高揚を図るのが目的。

 同議会には生徒15人と共に、桜沢晃町長、金子亨副町長、福嶋慶治教育長、山田栄次総務課長、若林貴之総合政策課長、斉藤彰仁学務課長、堀口二三夫生涯学習課長、中里宏之建設課長、榊豊保険健康課長、桜井禎行神泉総合支所長、森由光議会事務局長らが出席した。

 生徒たちの「一般質問」は、今春閉校した渡瀬(わたるせ)小学校校舎の今後の活用、神川中学校特別教室棟の老朽化したトイレの改修、同校の野球グラウンド整備、同町B&G海洋センターのボールや設備の更新、夏場の熱中症対策強化、町民文化祭の規模拡大と若い世代の参加促進、放課後や休日に安心して勉強できる場所の確保など多岐にわたった。中学生議員からの7項目の質問に、桜沢町長と福嶋教育長が回答した。

 副議長を務めた原周平さんは「私たちの住む神川町についてより理解を深め興味を持つことができた。これからも私たち中学生にできることを考え、行動したい」と話した。

 福嶋教育長は「緊張したと思うが、こういう体験ができること、ここに出てみたいという思いを持つことがすばらしい。中学生議会をきっかけに、これから神川町全体を見たり、埼玉県全体を考えたり、さらには、国会で話題になっていることに関心を持ったりすることが大事。投票できる年代になったら投票し、国の政治にも参加してほしい」と話した。

 参加した生徒らは終了後「自分の意見を言うことの大切さが分かった」「将来、議員に立候補したい」「町の歴史や魅力を広めたい」「政治をもっと勉強したい」などとそれぞれ話した。副議長を務めた原さんは「神川町の政治がどのように行われているか知ることができた。今後は県や国の政治にもさらに興味を持ちたい」、議長を務めた赤見さんは「町長や教育長の答弁を聞き、図書館や学習室など町の施設をもっと活用していきたい」と意欲を見せた。

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