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本庄市が「道の駅基本構想」発表 上里町は計画用地を特定して案取りまとめ

本庄市役所

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 本庄市が6月2日、「道の駅」の整備に向け、目的やコンセプト、課題などを整理した「本庄市道の駅基本構想」を発表した。

上里町が「道の駅」としての利用を構想する公有地(旧下水処理施設用地)

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 同市は記者会見で「地域資源を生かした同市の魅力を発信・体感できる場所となることで、新たな地域活力と幸せを創出し、安全・安心に暮らせる防災拠点としての役割を果たすことを目的として、道の駅の整備を検討する」とした。コンセプトは、個性豊かなにぎわいの拠点、地域住民と来訪者が共に楽しむ交流の拠点、地域活力の創造拠点、安全・安心を担う防災の拠点の4つ。ターゲットは、地域住民と物流業に従事する人、県内や近隣他県からの来訪者など多様な利用者を設定する。

 交通量が多く用地確保の実現性も高い国道17号本庄道路または国道462号沿道を候補エリアとして整備を目指す。同エリアは「本庄市総合振興計画後期基本計画」「本庄市都市計画マスタープラン」で設定されている「発展創出ゾーン」内。

 道の駅の登録要件となる休憩機能、情報発信機能、文化教養施設や観光レクリエーション施設などの地域連携機能のほか、道の駅を特徴づける交流施設、民間集客施設などの付加機能やコンセプトに沿った機能(防災、産業育成、イベント、交通・輸送結節点)の導入を検討するという。

 上里町でも4月1日付けで「道の駅」基本構想案を取りまとめている。同町が取得済みの4万2000平方メートルの公有地を同町「道の駅」の計画用地に特定している。同所は、現在整備事業を進めている「国道17号バイパス(本庄道路)」の近くにある。本庄道路は、深谷市岡から高崎市新町に至る全長13.1キロに及ぶ国道17号のバイパス。

 同町は、駐車場、トイレなどの「道の駅」必須施設、町の魅力・活力をアピールする施設、地域交流の拠点施設、災害時の防災拠点施設、環境対策・新エネルギー利用促進としての施設、さらに農業と福祉を結びつける「農福連携施設」、噴水水辺公園、特産品・生活必需品を扱う施設などから成る「駅」を想定する。

 国土交通省によって登録されている「道の駅」は1213カ所(2024年2月16日時点)で、埼玉県内では現在、21カ所の「道の駅」が整備されている。

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