
「こだま里山あじさいの小路(こみち)あじさいまつり」が6月22日、本庄市観光農業センター(本庄市児玉町小平)周辺で開かれる。主催は「こだま里山げんき隊」。
「こだま里山あじさいの小路 あじさいまつり」で周遊する「トゥクトゥク」
本庄市観光農業センター(本庄市児玉町小平)の先2キロ付近から始まる榎峠は「あじさいの小路」と呼ばれ、山あいの林道1.5キロにわたりアジサイが植えられている。山間地のため平地より花の開花が遅く、「遅咲きアジサイ」ともいわれている。
同地域で有志が1989(平成元)年、「5カ年計画」でアジサイの植栽を始めた。現在、約30種類、約6000株のアジサイを植えており、1993(平成5)年、景観維持のため「あじさいの小路保存会」を立ち上げた。
同隊は、同市児玉地域の文化と自然と特産の魅力を発信し、訪れた人も地域も元気になる里山という思いから立ち上げられ、2024年9月から活動している。参加団体は、NPO法人「ネットワークひがしこだいら」、同「元気の郷本泉」、同「本庄未来都市構築研究プロジェクト」など。
同センターでは「里山ワークショップ」として、シュロの葉での皿作り(参加費=1,000円)、テラリウム・苔玉(こけだま)作り(同=500円)などを行う。同隊「里山手仕事の達人」の片桐正富さんは「シュロの木は、縄、みの、たわし、ほうきなどの生活用品の原料として活用される。ぜひ身近にあるシュロの葉で皿を作ろう」と、同隊「苔玉の達人」の立花勲さんは「アジサイや紅葉などで、手のひらに載る自然を作ってみては」と参加を呼びかける。定員は各20人で、当日受け付ける。
他に、申し込み不要の「アジサイ缶バッジ作り」(無料)も用意。担当者は「アジサイや好きな絵を描いてオリジナル缶バッジ作りに挑戦しよう」と話す。バイクと車の要素を組み合わせた乗り物「トゥクトゥク」で周遊できる(子どもと高齢者優先)。地元の旬野菜も販売。
開催時間は10時~14時。