
タイ料理を提供する食堂「タイラン堂」(上里町七本木)が3月22日、今月15日に1周年を迎えた手打ちうどん店「小麦堂」と同じ敷地内にオープンした。
SSE(本庄市駅南2)が経営する同店。同社は、小麦堂のほか、居酒屋「昭和堂」と洋風バル「ハイボール酒場 平成堂」(以上、本庄市駅南2)を経営。昨年7月には、そば工房「ことぶき」(群馬県伊勢崎市)をオープンした。
店長のゲオマー・ケームチラー・エミさんは「(SSEの)社長と奥さんは、私が営むタイ古式マッサージの常連客。奥さんが私の作ったタイ料理を食べたことがきっかけで、長年の夢がかなった」と振り返る。スタッフのタシャポンタナラト・パニシャさんは「日本に来て1年になるが、エミさんがタイ料理の店で店長をすると聞いて、住んでいた千葉県から引っ越してきた」と話す。
ランチメニューは、イサーン地方の伝統料理のサラダと鶏肉の炭火焼きなどから成る「ソムタム・ガイヤーンセット」(1,400円)、タイ風焼きそば「パッタイセット」、エビのスパイシースープなどから成る「トムヤムクンセット」、ゆでた鳥肉をチキンライスに載せた「カオマンガイセット」、豚ひき肉のバジル炒めなどから成る「ガパオライスセット」、鶏肉となすを用いた「グリーンカレーセット」、クリーミーなココナツ風味のカレーラーメン「カオソーイセット」(以上1,200円)など。
中島啓介社長は「先月タイを訪れて、(店長の)エミさんの娘さんに案内してもらいながら本場のタイ料理を楽しんできた。タイの人たちとの交流を通して、ますますタイが好きになった」と話し、「ランチタイムはタイ料理の店として、夜はカラオケバーとして2業態でやっていきたい」と意欲を見せる。
今月18日に開いたオープニングレセプションに参加した同町広報大使の清水祐子さんは「日本人向けに辛さを調整してくれていて、とても食べやすい。スタッフの皆さんの笑顔がすてきで、タイ料理を楽しめた。今度は友人たちと訪れたい」と話していた。
営業時間は、タイレストラン=11時~14時、カラオケバー=19時30分~24時。月曜定休。席数35席で、駐車場21台(小麦堂と共用)。