元中学美術教員で小学校長も務めた岡村和美さん(上里町在住)が1月1日、「マリーゴールドの丘公園」(本庄市早稲田の杜1)から見える2025年初日の出をスケッチした。
2017(平成29)年5月に完成した同公園は、早稲田の杜にある小高い丘の上にあり、JR上越新幹線「本庄早稲田」駅東側の丘の上に位置している。公園内の最も高い所からは、赤城山や榛名山など同市を囲む山々を望むことができる。同公園は、秋にマリーゴールドの花が咲くことから「マリーゴールドの丘公園」と名付けられた。見ごろとなる10月から11月ごろには、列を作る大輪の花が咲き、公園がオレンジ色に染まる。マリーゴールドは「聖母マリアの黄金」の意味。冬の風物詩となりつつある同公園のイルミネーションは1月26日まで、16時30分~21時30分の間点灯している。
2025年1月1日、午前6時54分。多くの人が見守る中での初日の出。
スケッチした岡村さんは、京都精華大学芸術学部造形学科を卒業、東京芸術大学にも研修生として在籍した。元中学校の美術教員で本庄市立本庄南中学校などで教壇に立った岡村さん。同市立北泉(きたいずみ)小学校と同市立本庄南小学校で校長を務め、「美術の力で学校を創る 子どもが輝く」を信条に、不登校ゼロの学校経営を行ってきたという。同市内の公立小中学生80人が参加した「世界一大きな絵2024プロジェクト」では、2023年11月、5メートル×5メートルの絵を完成させた。
岡村さんは昨年3月定年退職し、10月にJA埼玉ひびきの本庄南支店(早稲田の杜1)大ホール「ひびきのホール」で、陶芸家・井上美千代さんと画家・岡村和美さんの「二人展」を開いた。11月には上里町教育委員会「教育委員」に就任した。