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本庄の元小学校長がパステル画教室 夏休み中の児童10人を指導

パステル画教室に参加した女児と講師の岡村和美さん

パステル画教室に参加した女児と講師の岡村和美さん

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 本庄市児玉総合支所(通称=アスピアこだま、本庄市児玉町八幡山)内の「本庄市立児玉児童センター」が8月17日、小学生を対象に「すてきなパステル画教室」を開いた。

「すてきなパステル画教室」で講師を務める岡村和美さん

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 当日は10人の児童が参加して、指でこすったり、ぼかしたりして描くパステル画で風景画を描いた。

 講師を務めた岡村和美さんは京都精華大学芸術学部造形学科卒業で、東京芸術大学には研修生として在籍。元中学校美術教員で、その後、市内の複数の小学校で教頭や校長を務め、今年3月に退職した。昨年10月から11月にかけて、市内の小中学生80人らと共に「世界一大きな絵2024プロジェクト」に参加して、5メートル×5メートルの絵の制作指導を行った。

 当日、岡村さんは冒頭で、「絵(を描くの)が大好きな人は(手を挙げて)」と問いかけると約半数の児童が手を挙げた。「(保護者の皆さんも)今日やり方を学んでいただき、絵が苦手な人も本当にすてきな絵が描けるので楽しみながら(パステル画を描いてほしい)」と話した。

 岡村さんは「線を引く」「空を描く」「雲を消しゴムで描く」「山を描く」「街並みを描く」などと順番に、パステルで風景画を描くコツを児童らに話した。

 市内の小学校に通う女児の母親は「娘が図工の授業が好きなので、表現する幅が広がるといいなと思い申し込んだ。パステル画は初めて」と話し、女児は「夕焼けの空をパステルでグラデーションに描いたら、きれいな空になって驚いた。もっともっと絵を描きたくなった」と感動すると同時に意欲を示した。

 岡村さんは今月19日にも、本庄公民館(東台5)で行われたサマーチャレンジ「夏休みパステル画教室」の講師を務めた。27人の親子が参加した同教室で児童らは「こんなすてきな風景が描けてうれしい」「パステルの使い方が分かったので、これからもいろいろな絵をパステルで描きたい」などと話した。

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