埼玉・上里に本社を移転した「平沼水産」(上里町勅使河原)は1月16日、地元の児童らを招待して、ウナギを養殖する水槽に初めてウナギの稚魚を入れた。
当日、「うなぎくん」と名乗り登場した同社取締役の諏訪慶三さんが、招待した賀美(かみ)小5年・6年の児童に、ウナギの生態などについて「特別授業」を行った。
「上里halk」養殖エリアに移動した児童や関係者らは「育てて埼玉」というかけ声を発しながら、ウナギの稚魚「ビリクロコ」を初めて「池入れ」した。
平沼貴之社長は「日本の未来の食料自給率の向上、次の世代へ食の安心安全を伝承、陸上養殖技術を海外へ展開、という3つのチャレンジを掲げている」と話す。