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本庄「パンと菓子の店マロン」がリニューアル 新ブランド「ノラム」展開

「マロン」の3代目社長・田端慶太郎さんと2代目社長の長女(慶太郎さんの母親)

「マロン」の3代目社長・田端慶太郎さんと2代目社長の長女(慶太郎さんの母親)

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 本庄の老舗ベーカリー「パンとお菓子マロン」(本庄市児玉町児玉、TEL 0495-72-1258)が10月27日、リニューアルオープンした。

「パンと菓子の店マロン」の田端慶太郎社長とスタッフ

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 1951(昭和26)年創業の同店は70年以上にわたり地域の食卓を支えてきた。リニューアルに合わせて、パンを買うだけの場所から「まちの居場所」としての役割を目指し、新たな一歩を踏み出した。

 経営は、88歳の2代目・田端泰弘さんから31歳の3代目・田端慶太郎さんへとバトンタッチ。代替わりを機に、昔ながらのコッペパンや菓子に加え、クロワッサンやバゲットを展開する新ブランド「NOLAM(ノラム)」を立ち上げた。

 慶太郎さんは、2018(平成30)年、ANAエアポートサービスを退職後に、帝国ホテルベーカリー課で2年、群馬県内のパン製造販売店で3年修業し、今年7月、31歳で社長に就いた。

 「マロン」ブランド商品(白いプライスカード)として、あんぱんマン(260円)、手作りカスタードクリームパン、カレーパン、ハムチーズロール(以上250円)など、「ノラム」ブランド商品(黒い同カード)として、アップルデニッシュ(300円)、クロワッサン、パン・オ・ショコラ、クランベリー&クリームチーズ(以上350円)、大納言(400円)などを用意する。

 店内には、焼きたてパンを味わえるイートイン・カフェ席を復活。キッズスペースも新設し、子どもから大人まで楽しめるパン教室やDIY、ラッピングなどの体験講座も開く。オリジナルグッズ販売のほか、シェアキッチンや季節のイベントも予定している。

 ロゴにもそれぞれの思いを込めている。マロンのロゴは赤い屋根をモチーフに「地域に根差す家のように、毎日の暮らしに寄り添うパン屋でありたい」という願い、ノラムのロゴはリボンをかけたクロワッサンをモチーフに「児玉から広がるヨーロッパの味を、特別な贈り物のように届けたい」という思いを、それぞれ表現しているという。

 田端社長は「子どもたちが体験し、大人が関わることで、世代を超えて学び合える場を作りたい。パンや菓子づくりを通して誰かの笑顔や挑戦が生まれ、その積み重ねが地域の未来を育てていくと信じている」と話す。

 プレオープンは10月29日まで。グランドオープンは30日。11月3日までは特別営業期間として整理券を配布し、臨時駐車場も用意する。

 営業時間は9時~18時(プレオープン期間は16時まで)。火曜・水曜定休(プレオープン期間を除く)。

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