
「このはなパーク上里」(上里町勅使河原)で10月4日に開かれた「このはなマルシェ」で、スターバックスコーヒーが町内に3店舗目をオープンすることを発表した。
このはなパーク上里の「このはな芝生広場」で開かれた「このはなマルシェ」
スターバックスコーヒージャパンは当日、町内の商業施設「ウニクス上里」(七本木)に新店舗を出店することを明らかにした。オープンは2026年1月下旬を予定。人口約3万人の同町で「上里サービスエリア(上り線)店」と「同(下り線)店」に続く3店舗目の出店となる。同マルシェでは「kamisato harvest festival」と題してブースを展開し、ブラックエプロンのバリスタによる「ORIGAMIドリップ」の実演や、子ども向けの「VIAキッズバリスタ体験」を行うとともに、新店舗オープンを告知した。
併せて、ネクスコ東日本グループ「ネクスコ東日本エリアトラクト」は上里サービスエリアなどで7月に発売した炭酸飲料「NAGOMINO ZERO-和(なご)みのゼロ-」を販売した。戸田乳業(小鹿野町)が製造した「秩父版」(350円)は秩父郡小鹿野町の天然水「毘沙門水(びしゃもんすい)」を使いホップの苦みを生かしたビターなテイストで、「すっきりとした味わいが特徴」だという。酒造メーカー「世嬉の一(せきのいち)酒造」(岩手県一関市)が製造した「岩手・一関版」(600円)は、フルーティーな風味を重視したクラフト感のある味わいが特徴。同町は5月22日、同社と観光・物産分野における連携協定を締結している。
会場では当日、上里梨や地元グルメの販売、無印良品ウニクス上里の出店、JR東日本の子ども駅長制服での記念撮影体験、ネクスコ東日本のパトロールカー展示なども行い、地域と企業が一体となってにぎわいを見せた。
同町広報大使の清水祐子さんは「高速道路を舞台に生まれたドリンクや、まちのカフェ文化の広がりを発信する場として、このはなマルシェが大きな役割を果たしつつある。企業と町との連携が今後さらに広がってくれたら」と期待を寄せる。