
上里町のウナギ養殖施設「上里halk(ハルク)」で育てた国産ウナギを使った料理を提供する平沼水産(上里町勅使河原)直営店が初の「土用の丑(うし)」を迎え、7月19日ににぎわいを見せた。
おふろcafe白寿の湯で提供される、平沼水産の「侍うなぎ」と寝かせ玄米の押しずし
5月17日に開店してから2カ月たった同店は注文を受けてから焼き上げる。町外の友人らと4人で来店し女子会を楽しんだ岡村和美さん(上里町在住)は「身がふっくらしていて、脂ののりもちょうどいい」と話していた。
同社は、ニホンウナギの減少や食料自給率の課題を背景に2022年9月創業。2023年5月には上里町と包括連携協定を結び、約1280坪の敷地で閉鎖循環型の陸上養殖施設を稼働。水温・水質を自動制御できる50トン水槽6基を備え、稚魚から成魚までを一貫して育成している。
直営レストランでは、うな重(1尾=5,280円、半尾=2,860円)、かば焼き・白焼き定食(各5,280円)などを提供。小学生以下には半尾のうな重を2,000円で用意する。営業は金曜・土曜・日曜の11時~15時。
一方、神川町の温浴施設「おふろcafe白寿の湯」(神川町渡瀬)の館内レストラン「俵屋」では、「土用の丑」の日限定で平沼水産のウナギを使った、うな重(4,980円)、うな玉丼(3,980円)、寝かせ玄米の押しずし(2,480円)などの特別メニューを提供した。
2025年夏の「土用の丑」は7月19日と31日の2回。白寿の湯では31日にも、同様の限定メニューの提供を予定している。