食べる 買う 学ぶ・知る

神川のヤマキ醸造で「御用蔵春まつり」 テーマは「豆腐でつなぐ春の美味」

「御用蔵春まつり」への来場を呼びかける木谷佳恵さん

「御用蔵春まつり」への来場を呼びかける木谷佳恵さん

  • 43

  •  

 埼玉・神川でみそ・しょうゆ・豆腐などの食品を製造・販売するヤマキ醸造(神川町下阿久原)グループが4月26日、「豆腐でつなぐ春の美味」をテーマに「御用蔵春まつり」を開く。

ヤマキ醸造「庭園」

[広告]

 同グループは、農業部門「豆太郎」、製造部門「ヤマキ醸造」、販売部門「ヤマキ」、自然エネルギー部門「神泉」から成る。5代目蔵主の木谷善光社長は「生産者やお客さまより、御用を賜る蔵『御用蔵』の精神を大切に、育てる人と食べる人をつなぐ顔の見える関係づくりを大切にしている」と話す。

 初代・木谷傳次郎さんが1902(明治35)年、群馬県吉井町で「木谷製麹所」として創業。3代目木谷三喜男さんが本庄市内に1954(昭和29)年5月設立した「木谷醸造」は、「自然の里」を経て、2004(平成16)年「ヤマキ」として株式会社化し、販売部門を統合した。

 ヤマキ醸造は1974(昭和49)年1月設立、現社長・木谷善光さんの父、富雄さんが4代目として社長に就任。同社は1991(平成3)年4月、豆腐を開発するに当たり、おいしい水を求めて豆腐工場「豆庵」を神泉村(現、神川町)に新設。1994(平成6)年9月には本社を移転し、工場直売店「籾庵」、2001(平成13)年9月には豆冨会席「紫水庵」(2021年9月に「ゆばカフェ紫水庵」にリニューアル)の営業を始めた。

 同社企画部の木谷佳恵さんは「今回の祭りのテーマは『豆腐でつなぐ春の美味』。本社移転より前に当地に豆腐工場『豆庵』を造った。豆腐がメインの今回、国産有機大豆を使った出来たての豆腐を、普段豆腐作りをしている職人が直接来場者に振る舞う」と意気込む。10時30分~、12時30分~の2回。無料。

 焼きまんじゅうや、紫水庵特製の「マーボー豆腐丼」、「とうふスムージー」をはじめ、「とうふクリームコッペ(チョコバナナ、あまりん、抹茶あずき)」、一日限りで復活する「豆腐どーなつ」、祭り限定「豆腐ジェラート」などのスイーツも用意する。

 屋外の籾庵入り口前や醸造工場前では、焼き芋・生ビールを販売する「新井商店」、小麦粉・ニンニク不使用のスパイスカレー・タンドリーチキンを販売する「kim’s deli(キムズデリ)」、日帰り温泉「おふろカフェ白寿の湯」などの出店者が軒を連ねる。

 木谷さんは「JAFこども安全免許証の発行もある。美しい水と自然の恵みいっぱいの神川の魅力を感じてほしい」と来場を呼びかける。

 開催時間は10時~16時。入場無料。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース